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( SERIES )

FURNITURE

デンマークのミッドセンチュリー家具を蘇らせた「H.W.F(エイチ ダブリュー エフ)」シリーズ。
第2次大戦後の1950年代から1970年頃にかけて、デンマークで作られ一般家庭で広く使われていた家具が、デンマークと同じく手仕事の伝統を受け継ぐ日本で評価されています。アクタスでは、長年デンマークのこれらの中古家具を輸入して日本の工房で修理、一部の店舗で販売していましたが、修理の過程でミッドセンチュリー期の家具の構造や素材使い、丹念な仕上げ、意匠に込められた思いに触れ、これらの技を受け継ぎ現代の家具として蘇らせたいと考えるようになりました。名もなきデンマークの職人の伝統的な家具作りの技術を、日本の職人が受け継ぎ、ベトナムの製造工場に伝えて作っているのが、この“H.W.F(ハンドワークファニチャー)”です。

STORY

シリーズ誕生の背景

よみがえる手仕事の家具

近年、家具の中古品に対する抵抗感を感じる人は少なくなっており、中でも1950年代から70年代にデンマークで生産され、一般家庭で長く使われてきた中古家具は、著名デザイナーの製品だけでなくアノニマス(作者不詳)なアイテムについても、補修作業が間に合わないほど人気となっています。その魅力のひとつに、現在では機械化の発達や職人の減少、生産効率の悪さにより避けられている手仕事を随所に施すなど、作り手の姿が背景に見えるモノづくりにあります。アクタスでは、デンマークを中心にユーズド家具を買付け、日本での修理作業を繰り返してきましたが、当時の職人の技術やこだわりを知るとともに、効率的でない手仕事だからこそ醸し出せる味わいがあることを学びました。そこで、2014年よりノスタルジックなデザインのリプロダクトではなく、製品細部の仕上げや構造に至るまで当時と同じく人の手が加わる製造工程を現代の作り手たちによって受け継いでいく、再評価の製品づくりとしてH.W.F(エイチ ダブリュー エフ)シリーズが誕生しました。
2022年に刷新したH.W.Fは、フレームにオーク、天板にはウォールナットやアッシュを採用するなど、家具を構成するパーツを全て同じではなく異素材を組み合せたり、取手などのディテール部分をアクセントとして別の木材を合わせるなど、製品単体としての存在感と素材の経年変化を楽しめるニュアンスに仕上げました。また、ビンテージ市場で人気のベッドやソファサイドに置ける小型チェスト兼サイドテーブルを加えるなどラインナップも充実しています。

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