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TOP > ブランド・シリーズ > eauk(オーク) > 居服とその周辺
eaukは、共感するつくり手の方たちと対話を重ねながら時間をかけて、
二人三脚でものづくりをしています。
心がけているのは、一人ひとりの感性に寄り添い、
まとう人らしさを引き立たせてくれる「余白を感じるデザイン」です。
時間をともにするからこそ、わかり合うことがあるように
まとうその先の日々のことを考えながら、「育む生地」を模索しています。
ふとした暮らしの風景からつくられるカラーパレットにはわずかな空気の揺らぎや色と色の重なりが
あらたな表情を生み、ライフステージや環境にとらわれず、肌にすっと馴染んでゆきます。
心地をともに育み、生活を彩る「居服とその周辺」について
5つのStoryを通じてご紹介します。
心がけているのは、着飾るためのデザインではなく、
感性に寄り添い、まとう人らしさを引き立たせてくれる「余白を感じるデザイン」。
手に取って心地がよいと感じてくれた人に、永く手元に置いてもらうために。
その時々のトレンドに流されるのではなく、着るたびにどのように変化していくのか、
その先の楽しみを考えています。
デザインは、一見等身大でありながら、
スッと背筋を伸ばしてくれるような形、まとうとき肌に馴染む着心地を大切にしています。
こだわっているのは、素材の組み合わせや表立ってはみえない細かな仕様、
身体のラインをきれいに見せてくれるパターンや生地の選び方です。
たとえばワークウェアの要素を兼ね備えたアイテムでも、マットな金属ボタンや貝ボタン、
繊細な表情の生地を合わせることでデザインに余白が生まれ、
まとう人に洗練された空気感と凛とした表情を与えてくれます。
そうした細部へのこだわりから、変化に寄り添い、
感覚的な心地よさを導いてくれる服の形を大切にしたいと考えています。
素材選びで大切にしているのは、袖を通した時の感覚、そのものを感じる素材。
そして時間を共にするほどに一体感を感じていくような、育む生地を選ぶことです。
ふとした瞬間に柔らかい素材が肌にふれることで気持ちをやわらげたり、
タイトな生地のフィット感がほどよい緊張感を与えてくれるように、
素材にこだわった服は、着ていることを忘れて
身体の一部になるような皮膚感覚を持っています。
そこでeaukでは仕立てる服に応じて、そのものならではの
風合いや変化を楽しむことができる素材を選ぶようにしています。
たとえば「釜入れ」という江戸時代の染色技法を現代に甦らせた
「東炊き(あずまだき)」のコットン生地は、小さい釜でじっくりと煮ることで、
生地がぶつかり合い、均一に広がらずに細かくシワが入り、
染めむらができることがあります。
しかしこの風合いによって、東炊きにしかない、やさしさと奥行きが生まれます。
肌あたりのよいオーガニックコットン素材は、着続けることで繊細に毛羽が立ち、
より空気を含むことで、やわらかさが増していきます。
定番のカシミヤシルクのニットは手洗いでメンテナンスでき、
洗うたびに糸が膨らみ、毛羽が立ち、見た目にふんわりとして、
あたたかさが増していきます。
そのように使うたび一体感を感じる「純粋な素材」、
日々着ることで「育む生地」を採用するようにしています。
eaukのカラーパレットは、移ろう景色の一部や、
ふとした暮らしの風景のなかにあります。
たとえば朝、カーテンを開けたときに差し込むやわらかな朝焼けの光、
陽の沈む夕暮れどきの、昼と夜が交わるような景色。
やさしい色合いは、日本人の肌にすっと馴染みます。
そして、ひとつの色のなかにも広がりがあるように、
色と色が重なることで、豊かさと奥行きが生まれます。
「eau(フランス語で水を意味する言葉)」から連想したカラー
「SUI/FOG/NIBI」は、「水」が形を変えることであらわれる表情を
色にしたいという想いからつくられました。
透き通った水の色が、霧に形を変えればしっとりとした淡いグレーになり、
朝露となれば、青みのあるにび色になるように。
日々まとうほどに生地は風合いを変化させながら、
一人ひとりの色合いに染まっていきます。
eaukではスタンダードカラーの定義を決めず、
色数も、その時々でさまざまです。四季折々、変化していくわずかな
空気の揺らぎや身近な風景に漂う色を取り入れながら、
その日の気分や予定に合わせて、色の組み合わせを楽しんだり、
色が重なることで新たなカラーやニュアンスが
生まれることを大切にしています。
eaukは人柄やひたむきさに惹かれて、共感するつくり手の方たちとの
パートナーシップを大切に、対話を重ねながら二人三脚でものづくりをしています。
大切にしているのは生地の表情や風合いはもちろん、
袖を通したときの心地よさ。服に仕立てたとき、それを手に取った人がまとい、
日々を過ごすその先まで考えながら、
そのつくり手にしか生み出せない生地の色合いや風合い、
丁寧な縫製やニット技術を通じて「雰囲気の良いもの」になるものづくりを模索しています。
生地をつくる過程では、わたしたちが想像もしていなかった発見や、
気が付かされることが多々あります。たとえば植物が持つ力強さと、
その生産に携わる人々の想いに魅せられ、
オーガニックコットンの原糸の仕入れから生地を生み出す「パノコトレーディング」は、
仕入れるコットンによって変化する生地の風合いに応じて、
扱う染料も様々に変化していきます。
彼らにとってオーガニックであることは特別なことではないからこそ、
表現したい生地によって変化を厭わないのです。和歌山の丸編み生地メーカー
「森下メリヤス」は200台を越える多種多様な編み機とこだわりのテクニックを駆使し、
素材にこだわったオリジナリティのある上質なニット生地をつくっています。
心地よい風合い、気持ちの良い素材は、1907年より続く
ものづくりへのひたむきさと熱意によって生まれます。
日々、唯一無二の素材や生地、表現の探求を続けるつくり手と、
他ではできないものづくりの表現を育んでいきたいと考えています。
心地をともに育み、生活を彩るのは、服、だけではありません。
たとえば、手にとることで日々の生活に奥行きを与えてくれる質感や造形があるように。
eaukでは、長く手元に置いておきたいと感じる温もりと、
凛とした表情を持つ日常を豊かにするアイテムをご紹介しています。
富士北麓の豊かな自然からとらえた感覚をもとにつくられる
「watanabe textile」のストールは、奥行きのある布の表情と、
ふれた瞬間に感じる生地のやわらかさが、直感的な心地よさへと誘います。
一本の糸から創造される布の楽しさや美しさに共感し、
eaukでは別注アイテムの制作をお願いしています。
ひとつずつ手作業でつくられ、着用している時だけでなく空間に置いた時に
“もの”としても存在感がある「SO/OBJECTS」のジュエリーは、
彫刻的でありながらも身体に馴染む揺らぎのあるラインから、
身につけるひとの多様な感性を受け入れる余白を感じさせます。
デンマーク発のホームウェアブランド「101 copenhagen」がつくり出すオブジェは、
素材と質感、有機的で落ち着いた配色と形状のバランスへのこだわり、
ライフスタイルに調和する自由でタイムレスな雰囲気を持ちます。