よろい戸の隙間から漏れているかのような光が、目に心地良い印象を与え、部屋にソフトな光を拡げます。下方へ十分に明るい光を向けますが、シェード内のランプはカバーされた、100%グレア・フリーの照明です。眩しさの減少と、光を部屋に拡げることとのバランスを、一枚の金属シェードを巧みに加工することでデザインしています。モダンで美しいデザインが、ダイニングスペースのほかオフィスのミーティングテーブルでも、コミュニケーションを促す優しい雰囲気をつくります。
Louis Poulsen
ルイスポールセン社は1874年設立されたデンマークを代表する照明メーカー。1920年代半ばより、気鋭のデザイナーで建築家でもあったポール・ヘニングセンとの協力関係を築き、照明器具の開発を開始したことが社の発展の基礎となりました。デザインのためのデザインではなく、あくまでも良質な光を生むための「機能的で美しいデザイン」。グレアを抑え、光の反射や拡散をコントロールすることで、建築やランドスケープを理想的に見せ、空間の美しさをひきたてるようなデザインに、ルイスポールセン独自のフィロソフィーが宿っています。