PH スノーボールは、シェードの両面を光沢とマットに塗り分けており、美しい光の効果を生みだします。光源の光はすべてのシェード内面に同じ角度であたり、グレア(眩しさ)をまったく生じないデザインです。1924年の8枚シェードのランプをリ・デザインして1958年に発表、1983年に製品化されました。工芸品と呼ぶにふさわしい名品照明のひとつです。
Louis Poulsen
ルイスポールセン社は1874年設立されたデンマークを代表する照明メーカー。1920年代半ばより、気鋭のデザイナーで建築家でもあったポール・ヘニングセンとの協力関係を築き、照明器具の開発を開始したことが社の発展の基礎となりました。デザインのためのデザインではなく、あくまでも良質な光を生むための「機能的で美しいデザイン」。グレアを抑え、光の反射や拡散をコントロールすることで、建築やランドスケープを理想的に見せ、空間の美しさをひきたてるようなデザインに、ルイスポールセン独自のフィロソフィーが宿っています。